箋
いまの箋
ひとつ果たすごとに、朱印をひとつ。夜には一言を残す。
場面
卦は時とあなたが定め、ことは場面とともに移ろう。
この卦は、この刻とこの端末によって定まる。端末が変われば、羅盤もまた別のものとなる。
箋に触れて裏返す
象数
天に象を観、時に数を取る
十干十二支で年月日時を記し、二十四節気で歳の巡りを分かち、梅花易数にしたがって象を取り、卦を成す。上下の卦が重なり、ひとつの爻が変じ、本卦の先に之卦が現れる。推演には拠りどころがあり、同じ入力であれば、幾度計算しても同じ卦となる。
天時
取象
成卦
—
—
時辰を動かせば、卦も移る
七法
箋をひらく七つの法
素材
ひとつの器、五つの素材
素材ごとに色がある。音は素材とは別に選べる。盤の歯音は黄楊、松、銅。箋がひらく音は青銅の鉢、あるいは磬。箋の紙は、いつも宣紙である。
箋掛け
一日一箋、
積もりて一年
箋は農暦の月ごとに、順に箋掛けへ掛けられる。押した印、記した言葉、残した写真は、すべて箋とともに残る。
- 箋表に卦解、裏に三事・一言・写真
- 蔵全文を検索し、ひらけば当時のままに
- 我六十四卦の図譜、二十四節気の足跡
過ぎた日々の見本の箋。それぞれその日のひとつの時辰から、その場で算出している。どれかに触れると、ひらいて見られる。
志
辰宿列張し、律呂陽を調う『千字文』
日月と四季は、人の最初の時計であった。
干支で日を記し、節気で年を分かち、十二辰で昼夜を分かつ。
三千年を経て、いまも変わらない。
時を知れば、心はおのずと落ち着く。
天の運行には常があり、日月はめぐる。一日のうちにも、動くときと静まるときがある。
行くも止まるも人にある。今日なにをし、なにを残すかは、あなたが決める。
辰律はこの古い時計を、身に添う器に仕立てた。
一字違わず再計算できる暦法によって、
ひとつひとつの「いま」を、より大きな円のなかに据え、
一日一日を、振り返ればそこにある形として残す。
時とともに歩む
銘
守る五則
- 算定
算によって卦を定める
すべての卦は定まった法で算出される。時刻、あるいはあなたの記す言葉・数・銅銭を取り、入力が同じなら、いつ計算し直しても結果はひとつ。
- 躬行
事はいまにある
箋に記すのは、今日なし得ること。語るのは時の律、行うのはあなた。
- 成器
器に時を載せる
器をつくる心で羅盤を仕立てる。五つの素材、鉢と磬の響き。ひと回し、ひと鳴りに節度がある。
- 自足
一台で足りる
箋をひらき、印を押し、言葉を残す。すべて手のなかで完結し、電波の届かない山中でも変わらない。
- 随身
歳月をともに
今日の箋は、幾年を経ても傍らにあり、歩んできた道を振り返らせてくれる。
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